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これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2016年12月25日「地には平和」ルカによる福音書2章1~20節

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 クリスマスおめでとう。今日はマルコの講解説教を一回だけお休みして、ルカの降誕の記事に聴きます。といいましても、この箇所全体を丁寧にみるのではなくて、大まかにみつつ、三つのポイントだけをお話致します。
 舞台設定は、住民登録の時です。ルカ福音書記者が主イエスの出来事を歴史的に位置づけようとしています。住民登録の際には、自分の町へ行かなければならないので、ヨセフはベツレヘムへ行きます。こうして旧約聖書のベツレヘムで救い主・メシアはお生まれになるという預言が成就します。一つ目のポイントは、主イエスがお生まれになって寝かせられたのが、家畜小屋の飼い葉桶だということです。それは、救い主がお生まれになるのに(一見全くそうではありませんが)まさしく相応しいことでした。二つ目のポイントは、この喜びの知らせが伝えられたのが、羊飼いたちであったことです。羊飼いとはどのような人々なのか。全く逆の二つの解釈があります。指導者としての羊飼いと、下層の厳しい労働環境に置かれた労働者。ルカはこのことについては何も語りませんので、各自思いめぐらしてみてください。そして三つ目、最後に、天の大軍の賛美の中身です。14節。「御心に適う人に」については、昨日のキャンドルサービスでお話ししました。これは単に天の大軍の賛美の歌声ではなくて、神様ご自身の意志・願い・求めです。主の祈りの第一の祈りと同様に、天に関しては事実そうなのですから、その事実が私達にもきちんと分かるように、ということです。そして「地には平和」も、私達人間の罪が力を振るわないならば、喜びの事実でありましょう。しかし現実は、私達人間の罪によって、戦争・暴力・搾取などがはびこり、平和とは言えません。だからこそ、主イエスがお生まれになって私達一人ひとりの心に平和の灯をともし、十字架によって罪を滅ぼす必要があります。