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これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2016年9月18日外部の人々に対して テサロニケの信徒への手紙一4章9~12節

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 前回から新しい単元に入りました。神に喜ばれる「聖なる生活」を--今既にテサロニケの教会の人々は送っていますが--更に励むように、ということでした。それは無理をするというのではなくて、神が私たちの内に与えて下さっている聖霊に従う生活です。
 今日の箇所は、そのような神に喜ばれる生活の続きで、兄弟愛のことと、基本的な生活態度のことが勧められています。この箇所でも、既に今、テサロニケの教会の人々がそうであるように、更に励むように勧められます。まず第一には、兄弟愛です。ここではよく使われるアガペーではなくてフィラデルフィアという言葉が使われます。神を父とし、主イエスを長子とする兄弟姉妹の群れとしての教会の中の相互の愛です。勿論「すべての人への愛」(3章12節)が否定されているわけではありません。その基礎としてまず、私たちがお互いに愛し合います。しかも各個教会を越えます(10節前半)。
 そして私たちの基本的な生活態度として三つのことが勧められます。11節。一つ目の「落ち着いた生活をし」は、静か・平穏であるように励むことです。二つ目は、自分のこと(仕事に限られるのではない)に身を入れることです。自分に責任のあるなすべきことをきちんとする。これらは、パウロたちがテサロニケにいたときに既に命じていたことで、新しく付け加えられてはいません。再臨が近いからと日常を捨ててしまうのではなくて、日常生活をきちんと営んでいく。そしてその結果・目的として、12節。「品位をもって歩み」は、「良い形(スケーマ)」であるということで、ローマの信徒への手紙12章2節「倣ってはならない(同じ形になってはならない)」が参考になります。「迷惑をかけない」は、「誰の世話にもならない」です。たとえ自分たちを迫害するような世に対しても、私たちは誠実に証の生活をし、福音の恵みへと導くことが求められています。