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これまでの説教

日本基督教団幕張教会 早乙女哲自牧師

2016年9月4日パウロの祈り テサロニケの信徒への手紙一3章11~13節

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 2章17節からはじまった一つの纏まりを四回に分けてみてきましたが、今日で終わります。今日の箇所は、この一纏まりの終わりであるのと同時に、今までの第一部の終わりでもあり、4章から新しい単元、勧告がはじまります。今日の箇所は、明らかにパウロの祈りなのですが、二人称で神に祈るのではなくて、テサロニケの人々に聞かせるようにして神に祈っています。しかも祈る相手は、ただ父なる神お一人ではなくて、主イエスへの祈りでもあります。三つの祈りの中身がありますので、一つずつみていきましょう。
 一つ目は、11節。パウロはテサロニケの人々の所へと行くことを強く願い、具体的な計画まで何回も立てるのですが、「サタンに妨げられて」行くことができません。だからこそ、祈ります。以前にみた、全知全能の神とサタンとの関係を思い起こして下さい。たとえサタンが邪魔をしたとしても、神の御心であれば、困難を越えて実現します。
 二つ目の祈りは、12節。前回も紹介しましたように(ローマの信徒への手紙)、愛だけは、「十分」ということがありません。「お互いの愛」において愛し合うことを学びつつ、教会は決して閉ざされたものとはならないで、敵をも含めて、「すべての人への愛」を学んでいきます。ただしそこでも「豊かに満ちあふれさせてくださ」るのは、神であり主イエス・キリストです。
 三つ目、最後は、13節。再臨の時です。「聖なるものたち」が誰なのか、議論されていますが、天の御使いととらえてよいでしょう。私たちはとても自分の力では、「聖なる、非のうちどころのない者」ではありえないでしょう。だからこそ、パウロと共にそのことを祈り求めますし、このような祈りの内に生きる者を神はそうして下さいます。